保育園から小学校への進学は、こどもたちにとって生活リズム・学び方・人間関係や環境 が大きく変化し、多くのギャップが生まれる時期です。（小学生の不登校も年々増加しています。）
私たちは、その『はじめの一歩』が安心で前向きなものになるよう、保育園から小学校入学後まで継続的にサポートしています。

当社の保育園と学童では、保育士と学童スタッフが定期的に座談会を行い、小学校生活に向けた準備や、こどもたち・保護者の方への支援について意見を共有しています。「入学前にやっておきたいこと」「学童での過ごし方」「入学後に起こりやすい戸惑い」などを確認し、不安を少しでも減らし、安心して小学校生活をスタートできるようサポートしています。また、保育園と学童のスタッフがお互いの施設に出向き、現場での保育・育成を知る機会も設けています。それぞれの視点を持ち寄ることで、よりあたたかな連携が生まれています。
さらに、新しい環境では人との関わりがぐっと広がるため、相手の気持ちに気づく声かけや協力して遊ぶ経験、トラブル時の言葉の伝え方など、友達とよりよい関係をつくる力も大切にしています。学童スタッフの経験や視点を、日々の保育にも活かしています。

小学校での生活を見すえ、一人一人に机と椅子を用意し、「先生の話を聞く」「机に向かう」時間を少しずつ増やしていきます。また、時計を見て動く習慣が身につくよう、時間を意識した保育を行い、通学や授業の長い時間でも元気に過ごせるよう、日々の遊びや活動の中で体力づくりも取り組んでいます。

遊びの楽しさを大切にしながら、「もじかず」などのプリントワークや数に触れる活動に、年長さんから少しずつ挑戦しています。また、STEAMSなどの探究活動も取り入れ「なぜ？どうして？」という疑問をきっかけに、みんなで考えたり話し合ったりする機会をつくっています。

卒園後も、保育園に遊びに来たり、イベントに参加したりできる機会をつくり、園や先生とのつながりを感じられる場を大切にしています。「困ったときは、また保育園に相談できる！」そんな安心のよりどころがあることで、こどもたちは前に進む力を育んでいきます。
小学校という新しい世界に向かうこどもたちの気持ちに寄り添いながら、卒園後も保育×学童と連携し、はじめての学校生活をやさしく支えています。